私の仕事は主にビジネスケアラーの支援(介護離職防止)です。
働きながら親御さんの介護をしている、いわゆる“ビジネスケアラー”の方々のご相談を受ける毎日なのですが、相談に来られる方は親御さんの幸せを願い、子どもとしての役割を果たそうとされています。
時折、私から「親御さんがどう暮らしていたら、○○さんは嬉しいですか?」と質問することがあります。
表現はそれぞれですが、「楽しそうにしていてほしい」「ご機嫌でいてほしい」とほとんどの方が答えてくださいます。
「親にはニコニコしていてほしい」
シンプルですが、これが子どもの普遍的な願いなのでしょう。
今日は、シニアたちがニコニコするイベント「シニアディスコ」をご紹介します。
シニアディスコとは
シニアディスコとは、65歳以上ウェルカムなディスコイベントです。
はる社会福祉士事務所と、NPO法人真成会、株式会社ユキサキの3社共催で、「シニアディスコを広める会」として主催しています。
シニア世代とヤング世代が懐かしい曲に合わせて踊るイベントで、年に数回大阪市都島区で開催しています。
多くの人と言葉を交わすことを好まない人も心地よく人と集い、ダンスや懐かしい曲を楽しみ、共鳴する。それがシニアディスコです。
回を重ねる毎に人気が出てきて、今ではチケットが瞬く間に完売するようになりました。
それだけ踊りたいシニアが多いのかもしれません。



大阪市市民局「キラッと輝く!OSAKA市民活動グランプリ」優秀賞受賞
昨年、シニアディスコを広める会が、大阪市から賞をいただきました。
「キラッと輝く!OSAKA市民活動グランプリ」は、地域課題や社会課題の解決に大きく貢献するとともに、社会情勢等の変化にも対応し、あるいは他団体の活動にも影響を与えながら活動を継続している事業を表彰するものです。(大阪市ホームページより)

授賞式(大阪市役所)

シニアディスコを広める会メンバー
審査員の方々からいただいた講評は以下のような内容でした。
・着想に感銘
「高齢者も若者も一緒にディスコ、という着想に感銘を受けた」
・キャッチー
「キャッチーなネーミングで、興味をそそる」
・自主運営
「補助金などに頼らない運営を継続している点が評価できる」
広がるシニアディスコ
今、シニアディスコは他の地域にも広がりつつあります。
「シニアディスコをまねしてもいいですか?」と言ってくださる方が出てきて、昨年は、茨木市、東大阪市、豊中市でも開催されました。
シニアディスコの輪が広がるということは・・・笑顔のシニアが増えるということ。
実は親子参加が多いのもシニアディスコの特徴です。
次回のシニアディスコは6月の予定です。ぜひ親御さんを誘って遊びに来てください。
きっと、親子でニコニコになりますよ。
ご興味ある方は、公式サイト、Instagramへ
https://www.seniordisco.com/
https://www.instagram.com/senior_disco/